01 / ABOUT THE PLACE
この一軒について。
日本橋富沢町のビル1階に暖かな灯りを宿すBar RENRiは、日本各地の風土や名産品から着想を得たミクソロジーを提案するバーです。木を基調としたカウンターは約9席とこぢんまりしており、目の前でグラスが仕立てられていく所作を間近に眺めながら過ごせます。それぞれのドリンクには使用素材や地域の物語が込められており、各地の窯元から取り寄せた陶器のカップや酒器で供される一杯も並びます。
お品書きを開くと、都道府県の名を冠したシグネチャーが目を引きます。京都に想を得た「Ippuku」は、前割りした季の美ジンをベースに京煎茶や台湾烏龍茶、桜と檜のビターズを重ねたマティーニ仕立て。神奈川の「Re:tter」ではコニャックに焼き芋焼酎やすだち、チョコレートバナナのニュアンスを合わせ、大谷焼の器とともに豊かな余韻を紡ぎ出します。自分の好みや気分をバーテンダーに伝えれば、好みに合わせたカクテルを仕立ててもらうことも可能です。
アルコールを控えている日でも、お茶やスパイスを凝らしたモクテルで同じように杯を重ねられるのが心強いところです。焙じ茶やベリー、山椒の香りを立体的に重ねた「Hiyoku」や、高知のごっくん馬路村にクリアトマトと鰹節を合わせた「Umajimura Sour」など、和の出汁や果実味を活かした独自の配合が揃います。静岡のわさびと玄米茶の芳香水に和紅茶や煎茶メレンゲを添えた「Mock Of Tea」のように、茶の香気と食感を多層的に楽しむ仕掛けも光ります。
バックバーには「余市10年」や「白州12年」、「響 ブレンダーズチョイス」といったジャパニーズウイスキーから多彩なスコッチまでハードリカーも幅広く揃っています。夕方16時から深夜0時まで営業しており、予約を入れて席を確保したうえで訪れるのはもちろん、ふらりと立ち寄って静かな一杯で一日を締めくくるのにも心地よい空間です。







